まずはそうなりたいと思うことから
「子どもの個性を尊重する子育てをしていきたい」
「子どものありのままを認める子育てをしたい」
10年以上、そう思い続ける毎日でした。
失敗して試行錯誤して、
新しく学んで、また実践して・・・を繰り返す日々。
偉そうなことを目標に掲げながら、
何度、子どもを叱りつけ、傷付ることをして来たでしょうか。
自分の未熟さを思い返します。
そんな自分を擁護するわけではないけれど、初めから完璧で
イライラもせずモヤモヤとも無縁で
マリア様とか
観音菩薩みたいなママだったら、
この世に生まれてなくても良かったかもと思ったりします。
そうではないから、
学ぶことがあるから、
この世に生きている。
子どもがお腹に宿った時から
ママとしての生活が始まり、
経験と実感を一つ一つ積み重ねながら
「こういうものなのね」と
学んでいくものなのかもしれません。
そんな未熟で失敗ばかりのママである私も、
子育て12年(一回り)を経て、
すごく嬉しいと感じたできごとがありました。
それは息子に
「ママの(唯一の笑)いいところは、
僕のことを一人の個人として
みてくれているところだよね」と
言われたこと。
これまで、息子に
「私はあなたのことを
一人の個として尊重している!!」 なんて
宣言したことはなかったけれど、
「そうありたいと」
思い続けて来たことは、
例え理想的な状態ではなかったとしても、子どもにちゃんと伝わっていくのかな、と思ったできごとでした。
最近、新しく始めた活動の中で、
自分でできる、
感情の取り扱い方を学ぶ勉強会を
開催しています。
そこで、
講師をしてくださっている
MUERAさんが
「こうしてママたちが学んでいるだけで子どもは嬉しいはず」と
おっしゃった言葉に
胸が熱くなりました。
初めはうまくできなくてもいい、
失敗ばかりでもいい、
それでも
「あなたのありのままを認めたい、と
ママは心から思っているよ。」
という意識は、
きっと子どもに届いています。
それだけで子どもは
「ありのままの自分でいい」と
心の深いところでは感じているかもしれません。
まずは
「そうありたい」と思うことから。
そして
「そうであるために」少しでも行動していくことから。
はじめから完璧な人は
多分あまりいないから、
共に学び、ママとして成長していく仲間が増えていくといいなと
心から願っています。
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