たそがれ時
学校も塾も他の習い事も、
全てがお休みとなりました。
毎日忙しい都会の子どもたちが
みんな、一堂に暇になりました。
そうなるともう、
遊ぶしか
他に方法はありません。
習い事も塾もないから、
何時までというリミットもありません。
休み時間の終わりを告げる
学校のチャイムもありません。
あえていうならば、
みんなの姿が見えなくなるまで、
夕方、日が沈むまでというのが、
遊びのタイムリミット。
暖かく晴れ渡った
3月のこの日、
名前の通り、
日差しがいっぱいのぽかぽか広場には
小さい子から大きい子まで、
たくさんの子どもたちが
集まったようです。
息子も、
お昼からずっと遊びにいったきり。
真っ暗になる間際に
やっと帰ってきました。
好きなだけ遊んで、
思いっきり楽しいことで
心を満たした息子の表情は
いつも以上にすっきりとして見えました。
突然の休校で、
全てがゼロになりました。
明日からの予定は
どうなるんだという気持ちにもなりました。
そんな非日常の中で、
意外にも、
子ども本来の自然な形が、
取り戻されたように感じ
私は、なんだか妙にホッとしていました。
「こんな1日もあって良いよね」
遠くの夕焼けが
いつも以上に懐かしく、
また優しいものに感じられました。
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