待つことって難しいけど
昔、息子を産んだ時
「お産の秘訣は待つことよ」と言われたことがあります。
3人の子供を自然出産したママの言葉でした。
「早く生まれて」と思っていると
本当に長く苦しい道のりになるから、
「しばらくずっと生まれない」ぐらいに思っていた方が良いというアドバイス。
そのマインドがベースにあったから
のんびりとリラックスした状態で
お産に臨めたように思います。
実際、子供が生まれ出ようとする力は凄まじく、
私はその力強さに全てを委ねているような状態でした。
生まれてくるのを
ただただ、気長に待つだけで
充分でした。
お産から子育てに入った後も、
実は、度々
この時の言葉を思い出していました。
離乳食がうまくたべれなくて心配、
断乳がいつできるか不安、
オムツがいつ取れるか心配、
子育てをしていると
周りと比べたり、
本で読んだことを気にして、
何とかしなくちゃ!と
慌てることが良くあります。
けれども子供は
親の不安をよそに
いつのまにか自然と
ご飯の食べ方を覚え、
トイレの使い方を知り、
おっぱいだっていらなくなりました。
「結局、子供の力を信じて
待つことなんだな
お産と同じだな」
その度に、
やっぱり待つことだな、と
実感することを繰り返して来ました。
10年経った今、
悩みのテーマはもちろん変わっているけれど
子育てについて
待つことの大切さは
変わらないよなと思います。
でもやっぱり待つことって難しい。
いつも
あーどーしよー
大丈夫かなーと
心、忙しくしてしまう私がいます。
そして結局いつも、
「あ、待てばいいんだ」に帰ります。
こんな事を何百回と繰り返すうち、
ママは皆いつか
肝っ玉かあちゃんになっていくのでしょうね。
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