なくしちゃったペロペロキャンディーのゆくへ

今日もまた、息子と昔話をしていました。

最近は私のことではなく、

息子自身が小さかった時のことを聞きたいようです。

保育園から小学校1年生ぐらいまでにあった出来事を話して欲しいと

お願いされます。


そろそろネタ切れ気味の私は

幼稚園の時の年間行事を振り返り、


「運動会があったでしょ〜、お相撲さんがきたの覚えてる?

音楽発表会もあったよね〜」とまるで箇条書き(笑)


「お泊まり幼稚園もあったけど、覚えてる?」と聞いた時、


「うん、覚えててるよ〜」と息子。

「僕、先生からもらった

ペロペロキャンディー

食べるの楽しみにしてたのになくしちゃってすごく悲しかったんだ〜」

と楽しかったものではなく、残念な思い出を話してくれました。


ペロペロキャンディーを食べたかったのに食べられなかったというのは

つまり、

子供の頃の満たされなかった欲求であり、

息子の心の奥深くにインナーチャイルドとして

残ってしまうのではないかと危惧した私は、


「じゃあ、今度、ペロペロキャンディー買いに行こうか

どんなキャンディーだったの?

ペコちゃんのキャンディーよりも大きいの?」と

キャンディーについて聞き出し、

近々カルディーにでも行こうと

決心していたのでした。


ところが、ふと息子が、

「あ。でもママはもうキャンディー買ってくれたんだよ。

だから僕はもうそれでいいんだ」と言いました。


ペロペロキャンディーを買った記憶。

正直、思い出せませんでした。


きっと、息子なりに、

当時、傷ついた心を満たすために、

私にキャンディーを買ってくれと

要求していたのかもしれません。


私はただ、息子に言われて、

それを買ったのでしょう。



子供は親の気づかないところで、

自分の心を癒すために

何かしらの働きかけをしてくるものなんだなということを

再認識しました。


何気ない子供の声に耳を傾けるって

大切ですね。





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