子供がぐんぐん伸びる魔法の言葉がけ

こどもの創造力は無限大!よくそんなフレーズを耳にします。

確かにその通り。

けれども、それは安心して創造力を発揮できる環境があってこそです。

伸ばすのも止めるのも、大人の言葉がけ一つで大きく変わってきます。


例えば、あなたのお子さんが

何か楽しげに絵を描いていたとしましょう。

「何を描いているの?」

「綺麗だね」


大人は(以前の私もそうでしたが)

頭で考えて理解するために、それが何なのか知りたがったり

また、上手だとか、綺麗だとか、子供の絵をジャッジしてしまいがちです。


ところが、そういわれた瞬間

子供の創造はそこでストップしてしまうかもしれません。

お子さんは、何を描いているかまだ決まっていないかもしれないですし、

(描いているうちにイメージが湧いてくることだってあります)

綺麗に書こうとはしていなかったかもしれないのです。


こんな時、

子供の絵を評価しない、創造力をストップさせない、

魔法の言葉あります。


それは「はひふへほ」。


子供の作品を見ながら

「は〜」

何か言葉が出てきたら

「へ〜」「ふ〜ん」「ほおほお」

と呟いてみるのです。


するとこの柔らかな響きの言葉は

お子さんにただシンプルに安心感をもたらしてくれます。


幼児教室でこんなことがありました。


ちぎり絵をした後、クレヨンで自由にお描きをしてみましょうと言うことに

なりました。

3歳の男の子は、初めは面倒そうに

クレヨンを動かし始めました。


「これ、う◯ち」

「へ〜」

「緑でぐちゃぐちゃ」

「ほおほお」


そんなやりとりを気長に続けているうちに

ある時、急にスイッチが入る瞬間がありました。

男の子は

夢中になっていろんな色のクレヨンを重ねて塗り始めたのです。


「わあ!こんな新しい色ができた!」

「ほおほお」

「これはスーパーグリーンだよ」

「へ〜」

「この奥には緑がいっぱい広がっているんだ」

「ふ〜ん」


私はただ「はひふへほ」を繰り返していただけですが、

「上手にかけたね」とか「面白いね」とか言葉がけする時よりも、

格段に

男の子の創造のエネルギーが発揮されていることを実感しました。

平面の二次元だけでなく、立体である三次元に広がっていたのですから。


大人はただ見守って、

安心感を与えていれば、

子供の奥底から、  自然と

想像以上の創造力が

生まれてくるんだと思います。


あなたも是非

「はひふへほ」の魔法の言葉、

試してみててくださいね。

子供の創造エネルギーを目の当たりにするのは

本当に楽しいものです。



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