心のち言葉
実家に帰った時、
一番下の妹から
友達の結婚式のスピーチを頼まれたので、原稿の作成を手伝って欲しいと言われました。
妹とアレコレ話しながら
出会いから
人柄が分かるエピソード、
まとめ方まで
こんな感じで構成してみれば
いいんじゃな〜い。
と、
ゆる〜く伝えてみました。
けれども妹は
私に
気の利いた言葉の言い回しを
教えてほしいと言うのです。
そう言われて、
お手伝いしたい気もして、
少しやってみたけど
やっぱりできないと思いました。
スピーチを作るのは、
心の中に伝えたい響があって、
それに一番近い響の言葉を選び出して
当てはめている作業に感じたからです。
特にお友達への想いを伝える手紙ではその要素が大きいでしょう。
逆にぎこちない言葉でも
想いがあれば
何だか人の心は
動かされるし、
伝わるのかもしれません。
妹の心の中身を想像して私が言葉を捻り出しても、
本当に妹の想いにフィットする言葉ではないかもしれないなと思ったのです。
というわけで
妹は自分で言葉を紡ぎ出していました。
できあがったスピーチは、
想いがつまった、素敵な響の言葉が
いっぱい散りばめられていました。
その言葉を聞いていたら
私もインスピレーションが浮かんできたので
少しだけ、演出のお手伝いをしました。
結婚式当日、
暖かい響が
会場いっぱいに広がるといいね。
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