勝ち負けを手放す

今日朝日小学生新聞に、ユニセフが発表した、子どもの権利とスポーツの原則についての記事が載っていました。
文書では勝利至上主義は必ずしも子どもの最善の利益にはならないと否定しているとありました。

この中で、北京オリンピック陸上男子400メートルリレーの銀メダリスト末續慎吾さんのインタビューが印象的でした。
末續さんは小さな頃からかけっこが大好きでした。ただ大学生、社会人となり、勝つことばかりを求められるようになると、国内外の大会でトップレベルの結果を残していても「心の中は寂しくて、乾いていた。勝っても心が満たされないと言うことを知った」。
北京オリンピックの前後には、眠れない、手が震える、耳が聞こえなくなるなど、体にも異変が現れました。「このままでは危険」と、北京オリンピック後3年間、休業しました。朝日小学生新聞より
誰かに勝とうと厳しい練習をして、たとえ結果を出したとしても、心は乾いていたという言葉は、とても重く心に響きました。
受験もスポーツも、大人になったら出世競争も、
とにかく競争するということは誰かが勝って誰かが負けます。
自分が勝つために誰かを傷つけることもあるかもしれません。
必死になって手にした勝利が心を満たすものでなかったら、何のためにそこまでのエネルギーを注がなくてはいけないのでしょうか。
勝ち負けを意識することは、心を満たすという面では、マイナスなのです。

逆に好きなこと、楽しいという気持ちは大きな力になりそうです。楽しく取り組むということが、強さになることもあります。
陸上を「やめようと思わなかった」と末續さん。「走ることが好きで始めたから、やめることが答えだとは考えなかった。」今も走り続けられているのは「勝利至上主義では無いから」と言います。朝日小学生新聞より
ヒーリングを受けて
かなり少なくはなりましたが
これまで受けてきた教育などの影響で、私にも競争に勝たなくてはいけないという意識が顔を覗かせる瞬間があります。

特に息子と接しているとき、その意識が現れてくることがあります。
今回の記事を読んで、さっぱりと手放して行こうと思ったのでした。

🎼本当の音色

ありのままの自分を認めて 本当の音色を自由に奏でる世界へ

0コメント

  • 1000 / 1000