僕は勉強が嫌い

やりたいだけゲームをやって、存分に読書をした息子は、塾の宿題に取りかかっていました。

翌日の塾の宿題は、何も手付かず。
どう考えても、全てをやり切るのは無理なように見えました。

そんな様子を見て
つい、

「こんな状態で、明日までにやれるの?」と一言。

顔を真っ赤にした息子は
「僕は勉強が嫌いだ!塾だってつまらないんだ」と吐き出すように言いました。
私の不安ベースからの一言に、反応してしまったのだと思いますが、これが息子の本音の一部でした。

自分で通いたいと言いはじめたとはいえ、塾の勉強内容は学校の勉強が霞むほどに膨大です。
まして、目標設定があやふやな今、本当に自分から進んで勉強する気にならないのも当たり前でしょう。

高校受験や大学受験と違い、
よっぽど天才でない限り、親がどれだけ力を入れるかによって子供の成績が変わってくる世界であることも確かです。
でも、親の私がのめり込んでしまうのは、子供が自分の人生を主体的に選んで歩んで欲しいと思う時、避けたいと思っています。

息子が少し落ち着いた頃、
「このまま塾を続けるのか辞めるのか、中学受験をするのかしないのか、
決めるのは難しい気がするかもしれないけど、
少しでも良いかなと思う方を選べば良いんだよ。」と伝えました。

息子はどうするか決められないけど、少しはまだ塾を続けたい方が大きいと言いました。


田舎の小学生だった私は、中学受験なんて考えてもみないことでした。
たしかに受験は大変ですが、
東京には、特色ある学校が沢山あり、そこに集まる先生や同級生たちから、色んな刺激をもらって成長できるというメリットもあるでしょう。
一方で、小学生のうちは沢山遊んで、早寝早起き朝ごはんで、健康な身体を作ることが何よりも大切な時期ということも感じています。

親も冷静に見極めながら、情報を適度に伝えつつ、見守っていきたいと思います。


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