テストの振り返りで見せた息子の意外な反応
サッカーのパパコーチから、子供への声かけの仕方を学び、早速息子とテストの振り返りの時に、応用してみたという件です。
息子は中学受験の為の塾へ通っています。最近、クラス分けテストの結果が出たばかりでした。
この塾は、子供と解答の正誤と共に、全体ではこの問題が何パーセントの解答率だったか、という数字も示してくれます。
この解答用紙をみながら、
「あ、この問題、解答率15パーセントなのに、解けたんだね。難しい問題でも、考える力があるんだね」と言葉にし、
「あーここは80パーセントだけど、間違ったんだね。計算ミスかな。どういう間違いをしたか、あとで確認してみようね。」と
話してみました。
息子は
「あ、ここも難しい問題なのに、解けてるよ」
「問題、読み間違えてた」など、
冷静に自分の解答を振り返り、楽しそうに私のコメントも聞いてくれていました。私自身も楽しさを感じていました。
そして最後に
「分かってたけど解けなかったとか、計算ミスとか、そうした問題が正解になるだけでも、随分、得点が変わってきそうだね。まずは、そういう所を確実に取れると良いね。」と付け加えました。
すると息子が
うん…と頷きながら
目に涙を浮かべてしまったのです。
あちゃちゃ、母失敗か…と思って
「どうして涙が出るの」と聞いたところ、
「悔しい」と一言。
これまで、テストの結果がいかに散々なものでも、何にも思わず、
ママに色々言われなくて良かったー。ぐらいにしか感じていなかった息子が、
初めて自分から「悔しい」という言葉を口にしました。
失敗をバネなするとか、
失敗から学ぶとか、
そういう言葉を大人は良く口にしますが、
子供はそもそも何が失敗かということが、まだ作られていない様な気がしています。
テストの点数がいかに悪くても失敗ではなく、親に叱られて、はじめて
「悪い点数だと叱られる」
→失敗
と刷り込まれている子も多いようです。
こうした親から刷り込まれた失敗より、
もっとこうなりたいという憧れとか、
思うようにならなくて、悔しいとか、
そういった感情が子供の内側に湧いた時の方が、次のステップへの大きなパワーに繋がると思っていたので、
正直、
おぉ!ついに!と
息子の反応には期待してしまいました。やっぱり言葉がけ一つで、反応は変わるのです。
これで、勉強へのスイッチが入ったか!!と喜んだのもつかの間、
母は、とんでもない言葉を浴びせられることに。
続く(笑)
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