お産に対するイメージの影響

なるべく自然な形でお産をする事は、バーストラウマを小さくするために大切なことのようです。
沢山運動するとか、食事に気をつけるとか、そういったこともマタニティーライフを送る上で気をつけたいことではあります。
でも、それ以上に

お産に対してどんなイメージを持っているか、

ということか、実際にどんなお産になるかに大きな影響を持つように感じています。 

これは確証がある訳ではなく、自分の経験と、周りを見ていて思うことです。

お産というと、鼻からスイカを出すようなものだとか、男だったら失神して倒れるとか、産みの苦しみとか、とにかく大変なものというイメージが大きいのではないでしょうか?

私も当初そう感じて、赤ちゃんに会えるのは嬉しいけど、お産は怖いなと思っていました。

けれども、吉村医院に通い、沢山のお母さんと話す中で、
「身体全部が痛いような気持ちに襲われるかもしれないけど、痛いのは部分的。他の所は痛くないんだよ。痛い部分の痛みを吹き消すように、フーと長く息を吐けば良いよ」とか、
「痛みで障子の枠が霞んで見えなくなるなんていうけど、あんなの嘘よ」とか、
「ずっと生まれないぐらいの気持ちで、どーんと構えていた方がいいよ、無理に産もうとしていきまないほうがいい」などなど、今でも色々思い出せるぐらい、経験に基づいたメッセージをもらったことで、
そんな感じなんだ〜とイメージすることができました。
本番でも、その時のイメージを思い出しながら、かなり落ち着いていたように思います。

それから数年後、妹や義理の妹がお産をする時、自分のお産をあれこれ伝えていましたが、二人ともとても安産でした。
義理の妹に関しては、ギリギリまで赤ちゃん用品の買い物に行っていたというほど。

以前
「オニババ化する女たち」という著書がある大学教授の三砂ちづるさんという方とお話しした時も、
「自然なお産についてよく知っているうちのゼミの子たちはみんな安産だったわよ」と仰っていました。

もしかしたら、単に偶然の一致なのかもしれません。

けれどもお産とは本来どういうものか、ということをイメージとして妊婦さんが持ち、安心してお産に臨むことは、そのプロセスの進み方に少なからず影響があるように思えてなりません。

実は数年前、大学生に向けて、お産の経験を話す機会に恵まれ、何度かシェアしたことがあります。

話をした後、
「お産って、怖いと思ったけど、今はすごく産みたくなりました〜!」と
目を輝かせてくれました。

やがてお腹に新しい命を宿した彼女たちは、
どんなお産をするのでしょうか?

幸せなお産のイメージが
彼女たちの中に生き続けていることを祈っています。

またそうした意識を共有できる場所を作っていきたいと思っています。

🎼本当の音色

ありのままの自分を認めて 本当の音色を自由に奏でる世界へ

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