子供はみんな知っている
幼児期の子供は、ある時何かに急にこだわりを見せることがあります。
例えば、
下駄箱の靴を全部出してみたり、おもちゃをひたすら一列に並べたり、
何でもピンクじゃないと嫌だといったり、
どんなものでもビリビリ破いたり…
あるいは、道路のブロックの上を登って歩きたがったり…
それらは、大人からしたら、結構面倒で困った行動が多いものです。
けれども、もし子供がそのことに夢中になっているとしたら、
今はそういう時期なんだと理解して、是非やりきるまでやらせて欲しいと思います。
(危険でない限り!)
もしくは、集中できるように、大人が環境を整えてあげて欲しいと思います。
子供はそうした遊びを通して、
ものの大小を感じたり、性質を感じたり、色合いを感じたりしています。
そこで養った感覚はこの先、世界を理解する時に必要となる感性となってきます。
また、同じ動作を繰り返すことによって、必要な筋肉を鍛えたり、バランス感覚を養っていることもあります。
それらの感覚を身につけるには、幼児期が一番効率が良いと言われています。
幼児教室では、それらのエッセンスを取り出して、お子さんに働きかけています。
でも実は、わざわざ教室に通わなくても、子供は自然と、今必要な働きかけを、普段の遊びの中でしていることが多いです。
周りの大人が、そのことを知っておくだけで、お子さんの見え方が随分変わってくるのではないでしょうか?
他にも
もし、大人がしていることに
例えば洗濯とか、窓ふきとか、掃除機とか、、、
お子さんが興味をもったら、
邪魔だと思わずに、
まずはじめにやり方を良く見せて、
一緒にやってみたりするのもいいかもしれません。
子供にとって、
世界を見て、聞いて、触って感じること全てが学びの場です。
学んでいる時の子供から発せられるエネルギーは、本当にパワフルで輝いています。
幼児期の子供たちは、ちゃんと自分に必要なことを知っているんだなと感じています。
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