自然から色をいただく

今日は岐阜県中津川市にある戸塚みきさんの地藍しずく工房に、約一年ぶりに行ってきました。
戸塚さんの工房では、藍を自然農や有機農法で種から育て、収穫し、天日干しをした乾燥葉を発酵させたすくも(藍の染料)を作り、それを建てて染めるという工程を、一年かけて行っています。
去年、まさに種まきから染めまでの工程を一年かけて体験するワークショップに、「種から育てる」というフレーズに惹かれて参加しました。
土から育った藍の葉は、染料が布に吸われてそめられなくなると、また土に戻され肥料となります。そして種を収穫したものを早春に撒き、また一年のサイクルがはじまる。自然の仕組みには何一つ無駄はないのだと教えられました。

久しぶりにお会いした戸塚さん。
藍に向き合う姿勢は、一年前と変わらずとても丁寧で細やかで、愛情に溢れていました。 子育てと一緒ですと仰っていたのを思い出しました。

時間をかけて、自然の力だけで現わされた藍色は、とても深く静かな色です。

じーじ、ばーば、夫、私、息子のTシャツを染めました。

今日、日が沈んだ後に見た空の色とよく似ているなと思いました。



🎼本当の音色

ありのままの自分を認めて 本当の音色を自由に奏でる世界へ

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