子どものやる気が削がれるとき

「あ、失敗した」

そう思った時は既に遅し。。。

ですね。



幼児教室でのできごとです。

その日は工作をしていました。

折り紙に折り目をしっかりつけて、

ハサミを使わずにまっすぐに切る練習です。


当たり前ですが、

大人には難なくできることも

3歳児には、相当なチャレンジです。


しっかり折り目をつける意味さえ

よく分からないのです。

大方失敗してしまうことは

目に見えています。


でもここで本当の意味で

失敗したのは、

子どもではありませんでした。

そう、失敗したのは私です。


切り方を教えているつもりが、

やり過ぎて、

ほとんど

やってあげてしまったのです。


はじめ、子どもは

自分でやろうという気持ちが

ありました。

「こうやってやるんだよ」と

私が手を貸した瞬間、

その気持ちが

すっと消えてしまうのを感じました。


「自分で試行錯誤してみよう」という

子どもの気持ちはとっても繊細です、


「次は自分でやってみて」と

話したものの、子どもは、

「できな〜い。手伝って〜」という

反応になってしまったのでした。


多分、自分の子育て中にも

度々同じことを

していたのかもしれないなと

はっとしました。


「失敗をさせたくない」

「子どもにはまだ難しいから

手伝ってあげないとできない」


そんな気持ちがきっと

私のどこかにあるのでしょう。


その元をたどっていくと、

自分自身の

失敗を恐れる気持ちや   

自分自身に対する

信頼感の薄さにたどり着きます。


無意識でも

怖さや不信感があるから

つい、分かっていても(笑)

手を貸し過ぎてしまいます。


ちょうど良い具合の距離感
ちょうど良い具合のサポート
ちょうど良い具合の雰囲気…

もちろんそれらは、
子どもによっても
まったく変わってきます。

でもまずは
自分の状態がどうあるのかが
とても大切だと痛感させられます。

子どもに接すれば接するほど、

結局は、

自分自身と向き合う日々。


それは時に、難しく

感じることもあるけれど


子どものありのままを認めて

命の力を信じたいと

思えば、思うほど


自分自身がクリアになるための

機会が積み重なっていく

毎日でもあると感じています。


それはつまり
自分自身の
ありのままを認めて
命の力を信じている状態に
近づいていくということ 
なんですよね〜。



🎼本当の音色

ありのままの自分を認めて 本当の音色を自由に奏でる世界へ

0コメント

  • 1000 / 1000