出し切る時
昨日は、地元で小学生のためのマラソン大会が行われました。
息子も張り切って参加したわけですが、
母親の私としては、少し心配でもありました。
年末年始は本当によく食べていたし、
とにかく最近は運動不足気味じゃないの?と思っていたのです。
大会では小学三年生から六年生が2キロの道を走りました。
運動が得意な子たちは、最初から本当にハイペース。
多分、私が一緒に走ったら、10秒も持たないかもしれません。
母の心配をよそに、
息子も何とか先頭集団にかじりついているように見えました。
1週目、2週目、3週目と
学校の周りを回るコースになっているので、
同じ場所で待っていると、
先頭からの順位がよく分かるのです。
1週目にはかじりついていたのに、
あらあら、予想通り、
2週目は先頭から随分と差がついていました。
ですが、
3週目、意外にもペースを落とすことなく、そのままゴール。
運動不足気味の息子でしたが、
何とか自己最高記録を出すことができたようでした。
走り終わった後、
「頑張ったね」と声をかけると、
「最初に飛ばしすぎたので、かなりきつかった」と笑いながら、
「もう限界!と思ったけど、それを乗り越えて走り続けたら、
また力が出てきて、最後は気持ちが良かった」と教えてくれました。
何となく、いつも力をセーブしているように見える息子が
少し頼もしく感じられた言葉でした。
その時ふと、私自身は
「力を出し切る」ということを普段からあまりしていかも、と思いました。
どこかで
「これくらいでいいや」と自分で限界を作っているように感じたのです。
多分、限界を設定しておいたほうが、
知っている範囲で物事を進めることができるから、気分が楽なのでしょう。
人は本質的に、変化を嫌うもの。
でも、もしからしたら、
呼吸と同じで、全部力を出しきったほうが、
新しい力が、スムーズに湧いてくるものかもしれません。
少し怖い気持ちもあるけれど、
何かに、本気で向き合ってみよう。
私の中にある力を出し尽くしてみよう。
そんな風に感じた日曜日。
今、構想中のイベントに向けても
気持ちを入れ替えていこうと思います。
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