森を歩く
岐阜の田舎育ちだからでしょうか
時々無性に、自然の中に帰りたくなります。
広々とした海を眺めるのも
心が晴れ晴れして好きだけど、
深い森の中をゆっくりと
深呼吸でもしながら歩くのが
私は何より癒される感じがします。
自分の全てを包み込んで
全てを与えてくれるような安心感と、
何が飛び出してくるかわからない
不安感が同居しているのが、
森という場所のように思います。
滑らないように足の裏を感じ
周りの微かな音を捉え、
草花を見たり、
動物の気配を感じながら、
森の中を歩くということは
自然と足の裏から、頭の先まで
身体中のセンサーを働かせています。
今日、三週間のキャンプから
帰ってきたばかりの友達が
そうして過ごしていると、
自分の中の「元気」が
呼び起こされるんだよね!と
目を輝かせながら語ってくれました。
森の中を歩くと
気持ちよく
スッキリした気分になるのは、
マイナスイオンがあるからとか、
空気が綺麗だからとか、
外側の原因もあるかもしれないけど、
森という環境に身を置くことで、
身体中の感覚が動き出し、
自分の身体の中にある
「元気発生装置」のボタンが
自動的に押されるからということも
あるのかもしれませんね。
人間はそのボタンを
誰もが内側に持っているんだよなぁと
しみじみ感じています。
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