有元葉子さん

料理研究家 有元葉子さんの教室に参加してきました。

本などを読むたびに、
シンプルでお洒落な暮らしぶりと、
自由でとらわれのない生き方が、
素敵だなぁと思っていたので、実際にお会いできることを楽しみに、
数日前からワクワクしていました。


お会いした時の印象は、
上品で柔らかく、優しさを感じる方。
そして、
自分自身との対話がとても上手な方だな、と思いました。

食べること、料理、そのものが
自分の感覚を生かしていくことの
積み重ねなのかもしれません。

有元さんは
「何が身体に良い、悪いはなく、
自分自身が美味しいと感じるものが身体に良いもの。」
と考えているそうです。
だからこそ、
「感覚を磨いて、
身体に良くて、美味しいものが 
分かる状態になっておくことが大切。
小さい子供の食事は、
こうした感覚を磨く場でもあるから、なるべく本物を。」と
丁寧に伝えてくださいました。

お料理する時も、自分の感覚を大切にされていました。

豚肉のコトレッタを作っている時、
どれぐらいまで揚げますか?という質問に、

「美味しそうだなぁと感じる色合いになったらいいのよ。」との答え。

私も美味しいセンサーをフル稼働させて、おいしそうだなぁ〜と思う絶妙な揚げ具合で、お肉を引き揚げてみました。

正解はないけれど、
確かにちょうど良い具合に揚げられた様に思います。
頭ではないんですね。

はっとさせられたのは、
色とりどりのサラダを混ぜ合わせている時に、
「こういう瞬間は楽しいですね」と
おっしゃっていたこと。

物を生み出す料理は、楽しい。

楽しい感覚でつくったお料理は
きっと美味しくなるに違いありません。


さっそく家に帰って、
今日習ったお料理を作ってみました。

材料は手に入るもので、私なりのアレンジに。
ポイントは教わったので、
そこさえ押さえれば、いくらでも
レパートリーが広がる感じがしました。

大切なのは、
美味しそうだなという
感覚。

そうやってお料理していると、
どんどん自由になって、
楽しいという感覚が湧いてきました。

いつもは地味なお色味の
私の手料理が、
少し華やかになりました(笑)


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