あの時僕がいつも泣いてた理由
ママの昔の話をしてから、
今度は
僕が保育園に通っていた頃の話をしてと言われました。
保育園の時の話か〜
つい最近のことのように思えても、
意外と思い出せないものです。
あれこれ記憶を探していると
ふと
息子が朝、別れ際にいつも泣いて困ったということが思い出されました。
息子は3歳になる年の四月から保育園に通いはじめました。
はじめは嫌とも言わず、
「じゃあねーバイバイ!」という感じで送り出していたのですが、
ある日を境に急に泣き出して、
朝が大変になってしまったことがありました。
保育園が楽しくないのかな。
やっぱり、母親が近くにいないとダメかな。
かわいそうなことしてるのかな。
保育園の先生に
大丈夫ですよ〜といくら優しく言われても、
母親として心が痛む瞬間でした。
ある日の夕方、
保育園の先生が私に
「たっくん、毎朝ママと別れる時に泣くって決めてるみたいなんですよ」と言いました。
「ママが見えなくなったあと、あまりにもさっぱり泣き止むものだから、
朝泣くってきめてるの?
って聞いてみたんです。
そしたら
うん。って。
泣かなくても良いんだよ。ってお話ししてみました」
との事でした。
本当かなぁ〜
泣くって決めるのかなぁ〜と
私としては疑問に感じたままでしたが、
そのあと段々泣かなくなったことから、
そういう時期だったのかもね〜
ぐらい考えて
いつのまにか忘れていたのでした。
こんな思い出話を10歳の息子にしたところ
いきなり大爆笑して
「そうだよ、泣くってきめてたの。
ママと別れ際に泣いているお友達をみて、この場面では泣くんだって思っちゃったんだよ」
と教えてくれたのでした。
そんな小さかった頃のこと、
覚えてるんだー。
と驚いたとともに、
あの時私が感じていた罪悪感は
全く必要なかったものだったんだ。
と気づきました。
また、
泣くって決めてるみたいですよ。
と教えてくれた保育園の先生の
子供を観察する力、
本当にすごかったんだなぁと
今更思い知ったのでした。
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