父との対話
妹に先駆けて、ヒーリングを提供している人が、父親です。
実は私が一番ヒーリングをしたかった人と言えるかもしれません。
とは言え、根っからの理系人間で、目に見えないものは信じないタイプと思っていたので、提案するときは清水の舞台から飛び降りるような気分でした。
訳のわからないまま1回目を終えたものの、2回目のときは変な儀式だとか、もうやらないなど、否定的な反応が返ってきて、挙げ句の果てにヒーリングの途中で目を開けてしまいました。
父は必要としていないのに、無理やりしなくてもいいのかもしれない。という気持ちにもなりました。
大晦日に、やれることを少しずつやれば良いんだよという夢を見たのはその為だったのかもしれません。
夢の後押しもあって、元日の朝
「今年初ヒーリングやろうよ。例の変な儀式だよ」と父に言葉をかけたのでした。
この日はヒーリング3回目。
バーストラウマとインナーチャイルドという言葉の意味を初めから説明してから始めました。
約10分間のヒーリングの後、いつもは直ぐに立ち去っていたのに、ヒーリングの最中に出てきたイメージについて、父が語り始めました。
さらには幼少期の思い出、それに付随する感情、自分がどういう枠を持つようになったか。今思っていること、さらには生死観にまで話は及びました。
父と向かい合って、父の心の内をここまでじっくり聞くのは初めてで、なんだか不思議な感覚でした。
一昨年、父が大きな病気になっていることが分かってから、父なりに人生について考え、病を受け入れ、生きているんだなということが分かり、私自身も癒されたのでした。
ヒーリングが直接病気を治すことはないそうです。けれども、父が残された人生の時間を、自分自身と向き合い、より心豊かに本質的なところに向かって生きられるよう、これからもサポートしていきたいと思っています。
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