冷蔵庫の掃除から気づいた、心との付き合い方
今年も大掃除を始めました。一気にはできないので、1日ずつやる場所を決めて取り組んでいます。
引っ越しして、約2年。今年は大きな家具を動かして、その下を掃除することをメインにやっています。
こまめに掃除をしているはずなのに、家具の下には驚くほどのホコリ!
こんなに溜まるのかと、一瞬唖然とし、それでも心を奮い立たせて掃除機と雑巾で綺麗にしていきました。
掃除した後は、何となく部屋全体の空気がいつもよりクリアになっている気がして、気持ちが良くなります。
瞑想をした後みたいなスッキリとした感覚。
そんな気持ち良さに味をしめ、冷蔵庫も動かしたくなりました。きっとホコリが積もりに積もっているに違いありません!
夫に手伝いを要請すると、下は隙間が少ないからホコリはないはず。上の方がやるべきと言われました。
そこで今日の昼間に、椅子の上に乗って冷蔵庫の上をのぞいて見ると、確かに積もっていました。
とりあえず掃除機で吸おうとしましたが、全然綺麗になりません。
さらに雑巾で拭いても落ちません!
台所なので、油も混じっているのか、汚れがこびりついているのです。
考えてみれば、冷蔵庫の上を掃除したのはいつか思い出せないくらい、長い間そのままにしていました。
ホコリも一緒に引っ越ししてきたようなものでしょう。
結局、げきおちくんを出してきて、擦っては拭き、擦っては拭きを繰り返し、かなりの時間をかけてやっと綺麗になりました。
その時、「汚いはず」と自然と意識が向く部分は、案外そこまで汚れていないのかもという考えが浮かびました。
汚れていても、ホコリが積もっている程度。逆に、自分では思いもつかない場所、見落としている場所、あるいは見て見ぬ振りをしている場所ほど、汚れがひどいのかもしれません。
意識が向けば、遅かれ早かれ何とかしようとします。意識が向かなければ、そのまま汚れは増え続けていくのです。
これは、心の問題でも同じかなと思いました。
心のホコリのような、トラウマ、心の傷、解消していない感情があった時、蓋をして気づかなければ、どんどんこびりついて、綺麗にするのもかなりの労力が必要になってしまいます。
一方でこうした傷があったとしても、とりあえず認識しているだけで、大変なことにはならないのかもしれないなという気がします。
そう思うと、無意識の中で見たくない自分、避けたいと思う自分の部分も、見ないよりは見たほうがマシということになります。
とりあえず、色んな自分の要素に気づくことが大切なようです。
もっと私自身の枠を広げて、色んな自分を受け入れていく立ち位置でやってみようという気持ちが出てきました。
どんな私が出て来るのでしょうか。。
ちなみに、冷蔵庫の上を綺麗にした後、結局、一人で持ち上げて、下も掃除しました。ホコリがいっぱいでした。
なんでも一人でやりたくなっちゃうのも、私の一部です。
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