ハイハイ競争と目的意識
幼児教室では、ハイハイができるようになってくると
”ハイハイ競争”というものを行っています。
「何も、こんな小さなうちから競争させなくても」と
思われるかもしれませんが、
ハイハイ競争とは名ばかりで、実際は競争ではなく、
「ママが呼んでいるところまでハイハイしていく」という一連の運動を
それぞれの子どものペースで行うのです。
一番の目的は、
ゴールをしっかりと定めて、そこまでたどり着くこと。
・ゴールであるママをよく見て(目の働き)
・あそこまで行こうと自分で決めて(赤ちゃんの意思)、
・体を動かし(全身運動)、
・ゴールにたどり着くとママに抱きしめてもらう
大人から見れば、ほんの一瞬で終わってしまう、
なんのこともない、一連の運動です。
でも、それを成し遂げるには、
いろんな脳の働きが使われていて、脳に良い遊びなのだそうです。
一目散にママのところまでハイハイする子、
突然の出来事に困惑して泣いてしまい一歩も進めない子、
途中から目的を変更する子・・・。
赤ちゃんが集まれば集まっただけのドラマが繰り広げられます。
その子にあった距離にママが移動したりして
毎週毎週、なんども行ううちに、
段々とママのところまでたどり着けるようになります。
ママも、子どもが一目散にハイハイしてくるのは本当に嬉しそう。
楽しい教室の一コマです。
実はここ最近、私は人の現実がどのようなプロセスで創造されていくのかということを意識(エネルギー)の面から学んでいます。
意識の持ち方、働かせ方によって、
作られる現実が変化していくというのは本当に興味深いです。
そこでよく出てくるキーワードが
「目的意識」
「なぜこれをするのか」という目的を
・しっかりを見つめて
・そこまで行こうと決めて
・目的に向かって力をかけていくことで、
・現実は変化していく。
だから、目的意識を見失わないことが重要なのですが、
「なんだかこれ、ハイハイ競争とおんなじだな・笑」と思わぬところで
幼児教室の一コマが思い浮かんだのでした。
赤ちゃんの時に何気なく経験するハイハイ競争のプロセスが、
その後、目的意識を持って人生を創造していくことへの
潜在的な雛形になっているのかも?
教室でそんな裏話をすることは
多分ないけれど、
「ハイハイ競争をする意味は、
意外と深いかもしれないぞ」、
と心の中でつぶやいています。
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