【ママになったあなたへ】食べ物のこと

「私たちの体は土と水からできている。」

そんなことを子どもの頃に聞いた時、

「冗談話でしょ」と思ったことを覚えています。

私は泥人形のはずがないと。


でも、じっくりと考えれば

それは間違えではなさそうです。

私たち動物は、土から生まれた野菜や果物などを食べ、

体を作っているのですから。


0.2ミリほどの小さな小さな受精卵が

土から生まれた自然をエネルギーや素材として

大きく成長していくのです。

だから、食べ物のことはとても大切。

特に、新しい命を体の中で育てているママには、

意識してほしいなと思うのです。


私も一人暮らしを始めた頃から、

食とは色々向き合ってきました。

特に、妊娠以降、

どんな食事がいいのか、

たくさん本も読んだし、

マクロビオティックや自然食の料理教室にも随分通ったし、

勉強会にも参加しました。

何だかとにかく興味が湧いて、

吸取り紙のように、あれこれ吸収し続けていた時期がありました。


最初のうちは、

これは体に良い、これは悪い、

そんな判断をしながら食事をしていました。

そのうち、

自分の体質にあった食事をするということを学びました。


そして、今は、

・質が良いもの

・新鮮なもの(特に野菜)

・自分が食べたいと感じるもの(体が負担と感じないもの)

を頂くという形に変わってきています。

実はこれが一番シンプルで無理のない形だなと思うのです。


質の良いものとはどういうものでしょうか?

それは、

良い環境で作られたものとも言えます。

例えば、農薬や化学肥料を使わず、

自然の力がきちんと備わっている畑で、丁寧に作られたお野菜。

色々と難しく味付けをしなくても

グリルで焼いたり、

セイロで蒸したりして、

ちょっとお塩とオイルと一緒にいただくだけで、

最高のご馳走になるし、満たされる感じがします。


そして、”採れたて”は何にも代えがたい贅沢。

スーパーに並んでいるものとは(特にお野菜は)

輝きが違います(笑)

触っているだけで、料理をしているだけで

元気が伝わってきて、少々疲れていても回復していくようです。

そんなパワフルな素材をなるべく求めるようにしています。


最後に大切にしているのは、

自分の感覚。

「あ、これ美味しそうだな。食べてみたいな」と

素直に思えるものを選ぶようにしています。

その感覚に沿って選んだものは、大抵美味しい。

少々トレーニングが必要かもしれないけれど、

意識して磨けば磨くほど、備わってくる感覚だと思います。

そして、食べて負担に感じるものは控えるようにしています。

例えば、お肉は少し苦手かな。

食べた後、体が重くて胃がもたれるのです(笑)


新鮮で良い素材のものを選んで

シンプルに

手作りして、

自分の中の「本当の美味しい」を限りなく追求すること。


それは季節のものを選ぶことにも繋がるし、

その土地でできたものを選ぶということにも繋がってきます。

そして自分の体の感覚を知るということでもあります。


食べることとは、

シンプルだけど奥深く、

楽しい世界ですね。












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