弟子入り後最大の試練・・・

書くということは、

自分自身の心の内側を整理して

明確にしていく作業であると同時に

その内容を意識づけしていくことにもつながっているようです。

以前、燃えるゴミの日に

お掃除をしている自称キチガイばあさんのことを書いてから、

私もゴミ出しの度に

道路に落ちているゴミをちょこちょこと拾うようになりました。

コラムには

「私もキチガイばあさんの弟子入りしよう」と書いていました。

ところが先日、

弟子入り後、最大の試練が訪れました（笑）

集積日ではない日に出されたゴミ袋が

カラスに荒らされたのです。

その惨状といったら・・・ご想像の通りです。

流石にそのゴミ袋を片付けるのは

嫌だなと思いました。

私がやらなくても、

きっとキチガイばあさんが片付けてくれるはず。

そもそも、間違えて出した人が片付けるのが筋でしょう。

ところが1日経っても2日経っても

キチガイばあさんは現れません。

ゴミの持ち主も、

夏休みの旅行に出かけてしまったのでしょうか。

道路にも風に飛ばされたゴミが

散乱し始める始末。

「あ〜誰でもいいから何とかしてください・笑」

単身赴任中の夫にこの惨状を伝えると、

「人は当てにならないよ」と一言。

そしてとうとう、

私は自分が片付けるしかないと

意を決したのでした。

ハエは飛んでくるわ、

蚊には刺されるわで

もう本当に泣きたい気分。

でも何とか片付けることができました。

道路がキレイになって

ホッとしたのと同時に

汚いもの、嫌なものに対しては

見て見ぬふりをしたい

自分自身のの心持ちを

改めて思い知りました。

臭いものには蓋。誰かに押し付ける。

見なければ、　

ないものとしていられる・・・。

とは結局できなかったけど（笑）

そんな風に考えているうちに

心の深くに押し込めた

インナーチャイルドや

バーストラウマといった心の傷も

きっとそんな状態なんだろうと気づいたのでした。

以前、臨床心理士の方に

インナーチャイルドを

（ヒーリングではない別の手法で）

本当に大変な労力だと聞いたことだあります。

負の感情を炙り出し、

記憶を手繰り寄せ

その先にある思いを見つめ、

考えただけでもげんなりです。

大きな労力がかかるからこそ、

見ないふりをして過ぎ去った方がいい。

そんな状態で長年過ごしていたら

傷があるままの自分が

当たり前になってしまう。

無意識のレベルでも案外

そんなことが起きているのでしょう。

でも本当のところは

心に溜まったゴミは

何とかして片付けたい。

汚れたままの自分は

本当の自分は

もう、見て見ぬ振りはできないよ

誤魔化すことはできないよ

今、時代は

そんな流れになっているように

感じます。

もう見て見ぬ振りはしないで

気持ちの良い自分を選択していこう。

キチガイばあさん弟子入り後、

最大の試練は、

新しい視点を与えてくれる